麦兆社について

麦兆社「俳句の森」のご紹介

「俳句の森」の成り立ち

麦兆社「俳句の森」は、平成二年、山口半茶氏の提案によって、師恵泉の屋敷の裏山に第一期の句碑が建立されました。それは、師恵泉の筆によって書かれた俳句を、半茶氏が石の提供と更に句を全て手彫りで完成させたものなのです。その後、三回の句碑建立工事を経て、平成二六年現在、五六基が建立されており、これだけの句碑を一望できる所は日本にもあまりないように思われます。

麦兆の会員の皆様が、この「俳句の森」を俳句の故郷として、更に句作に精進されることを願っております。

また 年間を通して長い間、栃木支部の皆様が「俳句の森」の清掃や維持管理をして頂いていることを、ここに心より感謝申し上げます。

麦兆社

麦兆社「俳句の森」俳句一覧  (平成27年2月作成)
  俳句 俳号 本名 在住地   役職
名月や池をめぐりて夜もすがら 芭蕉 松尾芭蕉 伊賀上野    
牡丹散てうちかさなりぬ二三片 蕪村 与謝蕪村 摂津毛馬    
是がまあ終の栖か雪五尺 一茶 小林一茶 信州柏原    
1 ふりかへりふりかへり見る花野かな 恵泉 金子義夫 栃木県 元同人 創始者
2 木々透きし山の寂光われも透く わか子 金子わか子 栃木県 元同人 元顧問
3 三国路の湯ぶね静かや春灯下 鼎子 木村禎司 東京都 元同人  
4 雪野原犬が選びし道ゆくも 野象 鈴木幸康 東京都 元同人  
5 残る杉一本に滲む寒さかな 一笑 仲田丑太郎 栃木県 元同人  
6 干し上げて農夫一粒の籾を噛む あらた 渡辺 新 栃木県 元同人  
7 ドガの絵を抜け来踊り子炉へ屈む 恒徳 菅谷恒徳 東京都 元同人  
8 わらべ地蔵椿の花の頸かざり 法順 深尾法順 栃木県 元同人  
9 蟻乱れ遠き方まだ列正し 唐糸 小野 耕 栃木県 元同人  
10 湯に深く窓よりながむ冬紅葉 一泉 岸 一雄 栃木県 同人 東京支部長
11 稲架解くや那須岳明に聳えけり 嶺夫 河東嶺夫 茨城県 元同人  
12 断崖の百合と見ている水平線 麦秋 原田秀人 群馬県 同人 群馬支部長
13 花曇り深き眠りの摩崖仏 みのる 小川 実 栃木県 元同人 元顧問
14 風船のばらを過ぎたる静けさよ 北斗 豊岡雅之 栃木県 元同人  
15 吾子叫べ今日からは春村ぐらし 泉車 國井 泉 岐阜県 同人 岐阜支部長
16 二所の関秋風をきく国境 山泉 仲田健造 栃木県 元同人 元顧問
17 遠くまで見ゆる寂しさ大花野 節子 斉藤節子 栃木県 元同人  
18 戦火に燃えし川面や雛流る 君枝 田口君枝 東京都 同人  
19 万葉の夢梅雨空に三鴨山 子泉 中山 進 埼玉県 同人  
20 指もるゝ光冷たき蛍かな 勢津子 長谷川勢津子 東京都 同人  
21 花吹雪歓声あがる宴の座 園子 大倉園子 東京都 元同人  
22 蝉生まる額にルビーの星付けて 恵泉 金子義夫 栃木県 元同人 創始者
22 戦場ヶ原のすすきの細かりき わか子 金子わか子 栃木県 元同人 元顧問
23 親鳥の胸より三羽春寒し 聖夫 小林聖夫 栃木県 元同人  
24 湧く水の秋を映して流れけり 道子 稲葉道子 神奈川県 同人 神奈川支部長
25 歓声の遠く聞こゆる花火かな 英泉 川上英明 東京都 元同人  
26 椿寺千体仏をとざしけり てふ 佐藤てふ 栃木県 元同人  
27 梅の香の移りし今朝の髪結ぶ つや 北條つや 栃木県 元同人  
28 黒牛の藁噛み尽し雪無限 とよ 金子とよ 栃木県 元同人  
29 ふる里は雪の中らし初便り 泊泉 近藤敏明 東京都 元同人  
30 山畑の夕日の中に葱を抜く 正大 佐藤正大 栃木県 元同人 元顧問
31 掛け替へし李白の軸や若葉風 武夫 秋元武夫 栃木県 元同人  
32 流氷や大国の名の消えし海 大谷 賢 栃木県 元同人  
33 春陰や開きしままの普門品 斎藤 節 栃木県 元同人  
34 完成の石仏に喜雨到りけり 半茶 山口利忠 栃木県 元同人  
35 月の夜の祖国となりし故郷かな 如泉 金子義昭 埼玉県 同人 主宰
36 笹舟の別れ別れや春の水 余沙 永井啓夫 東京都 元同人 元顧問
37 仏法僧夢路に入りて鳴き止みぬ 哲夫 安田哲夫 東京都 元同人 元顧問
38 かなかなの濡れ木に声を落しけり 洛秋 山田和義 福岡県 元同人  
39 地球儀の裏に住む子や冬銀河 小夜子 佐野小夜子 栃木県 同人 栃木支部長
40 初蝶や遠山脈の影淡し 美枝 鈴木美枝 栃木県 同人  
41 未だ名前なき嬰抱く三日かな サヨ 飯島サヨ 栃木県 同人  
42 光りつつ月にのぼりし蛍かな 英子 洲?英子 栃木県 同人  
43 一心に生きる母あり冬薔薇 吉田 洋 東京都 同人  
44 照りそそぐ日や残雪の八ヶ岳 信子 篠原信子 東京都 元同人  
45 小雨降る大樹の桜一人じめ 菊子 石川菊子 東京都 同人  
46 寒の月隈なく照らし里ねむる セツ 新井セツ 栃木県 同人  
47 名月や恙なく嫁し五十年 イト 荒井イト 栃木県 同人  
48 高原の夏草にわく歓喜かな 序彦 百瀬序春 群馬県 同人  
49 咽ぶよな咽び泣くよな蝉時雨 貴泉 稲葉俊明 東京都 同人  
50 下野草母に似てきし庭いじり 辰夫 金子辰夫 栃木県 会員  

 

金子恵泉揮毫 句碑一覧

ふりかえりふりかえり見る花野かな 恵泉句(葛城恵泉宅)
?生まる額にルビーの星付けて 恵泉句(葛城恵泉宅)
悪童の頃なつかしき桜かな 恵泉句(葛城分校跡)
父母をふところにして初詣 恵泉句(喜連川龍光寺)
雲湧きて全山動く新樹かな 恵泉句(喜連川お丸山)
月光の辛夷を地より放たしむ 恵泉句(葛城恵泉宅の前庭)
行春や鳥啼き魚の目は泪 芭蕉句(大田原市黒羽城址郭内)
鶴鳴や其声に芭蕉やれぬべし 芭蕉句(大田原市黒羽城址郭内)
田や麦や中にも夏のほととぎす 芭蕉句(大田原市前田芭蕉の道入口)
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