報告・ニュース

東京支部八月例句会報告(平成25年)[岸一泉]

日時: 平成25年8月10日(土)

場所: 杉並会館

参加者: 12名


兼題句【星月夜】:

主宰選 互選 作者
星月夜還らぬ兄の呼ぶ声が 田口君枝
しまぐにの空をあまさず星月夜 塩原正喜

熟睡児の夢にあそべる星月夜 長谷川勢津子
歌舞伎跳ね人の流れや星月夜 川端三雄
対岸の灯は佐渡という星月夜 佐藤篤司
今日の日を我と語らむ星月夜 岡田寛
ついに見た空のパノラマ星月夜 中山子泉

寝静まる山のホテルや星月夜 岸一泉
水汲みてこぼす水車や星月夜 押味路子
星月夜銜えたばこのほろ苦き 吉田洋
  最終便見送りてみる星月夜 並木まどか
  星月夜大地に眠るアボリジニ 金子如泉

 

持参句:

主宰選 互選 作者
霧を来て七十余年年存ふる 塩原正喜
愛の羽孫子のごとき手に付らる 田口君枝
老の秋うすれゆく夢消さぬべく 長谷川勢津子
桐一葉人の世にある浮き沈み 佐藤篤司
耐え難き残暑よ去れと天仰ぐ 岡田寛
いつも道座って気付く芒哉 中山子泉
大梁のあらはな茶屋や秋涼し 岸一泉
被爆大地地の色に咲くカンナかな 押味路子
虫の声の草間に響く売物件 吉田洋
カンナ燃ゆ鶏の鳴くけたたまし 並木まどか
立秋を過ぎて極暑の都かな 金子如泉
油照り隣りの留守の続きけり 川端三雄
ひたひたと亡びの国へ秋の波 金子如泉
足重く歩めばゆれる吾亦紅 並木まどか
立秋や果て無く続く蝉の歌 吉田洋
苦瓜のくの字しの字に肥りけり 押味路子
秋の蝉飛び込んでくる夜の家 岸一泉
生産者思いつ食べる葡萄哉 中山子泉
いまだ来ぬ涼風恋し虫の声 岡田寛
十六夜や老ひを重荷と思わずに 佐藤篤司
ふる里の旅情しみけり鉦叩 川端三雄
子等の留守一番風呂に秋の蝉 長谷川勢津子
兄偲ぶよすがやひとり終戦日 田口君枝
あの人はどこか憎めずとろろ汁 塩原正樹

 

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