報告・ニュース

平成25年度 麦兆社 前期吟行会 [岸 一泉]

日時: 平成25年7月13日(土)?14日(日)

ところ: 茨城県結城市

参加者:   名

兼題句: [草むしり]

主宰選 互選 作者

悪童の句碑へ語りて草むしり 新井セツ
  草むしりも趣味の一つよ空の碧 荒井イト
 入 晩年の母よ日暮れは草むしり 小野みゆず

日の影にうつりうつりて草むしり 佐野小夜子

草むしり朝陽仰ぎて目をそばめ 稲葉貴泉
[入] 道筋をせめて通さむ草むしり 下津昭寛
  草むしり手慣れし人の後を追ひ 稲葉道子
[地]

草むしり薬岳の水の甘露かな

國井泉車

ちょんの間が大事になる草むしり 金子如泉
草むしり大地の生命逞しく 岡田寛
入  毎年の戦いとなる草むしり 中山子泉
  頬かむりしてひっそりと草むしり 岸一泉
  草むしり蚊によりつかれ気もそぞろ

石川菊子

 入 老いの手やあした夕べの草むしり

長谷川勢津子

[天]  11 草むしりいつか無心になりゐたり

洲崎英子

 

[持参句(夏季)の部]

主宰選 互選 作者
  百合開く芯一本に朝の雨 洲崎英子
[地]  空港に降り立つ子等や夏帽子 長谷川勢津子
入  遠き日の父の思い出月見草 石川菊子
[天] 雨だれは淋しきものよ冷奴 岸一泉

葉桜や雨除けとなる遊歩道 中山子泉
  炎天に雲と湧きたつ緑かな 岡田寛
  汗しとど妻の先行くまだら呆け 金子如泉
[入] 山百合を壜に無人の駐在所 國井泉車
入  郷土史に亡父の足跡明易し 稲葉道子

明日開く朝顔の数読み返す 下津昭寛
  カーネーション鉢で育てて母の愛 稲葉貴泉
  青葉風存分に吸ふ朝体操 佐野小夜子
  暮やらぬ赤銅色の麦畑 小野みゆず
一山を超えたる郷や麦の秋 荒井イト
入  沢水にビールの冷える茶店かな 新井セツ

 

[嘱目の部]

主宰選 互選 作者
  炎天や辻堂に来て一休み 洲崎英子
入  夏の宿無頼のやから揃ひけり 洲崎英子
  静けさよ結城の街の夏の昼 石川菊子

車窓見る遥るか先まで青田なり 石川菊子

詠み切るも詠み切らぬ句秋隣 下津昭寛
  静かさや端居に座る吾一人 中山子泉
  初蝉や蕪村ゆかりの古き寺 荒井イト
[天] 幾代の酒蔵涼し通し土間 長谷川勢津子
  古寺の翳りに十薬細かりき 佐野小夜子

古寺の碑の難文字や夏木立 新井セツ
入  結界の走り根越ゆる蟻の列 國井泉車
  俤は若き蕪村や蝉の殻 金子如泉
  朝光公護る如くに夏いちょう 岡田寛
[地] 仕事着の袖涼しき老舗かな 長谷川勢津子
  長老と結城の地酒宵暑き 下津昭寛
  0  弘経寺に蕪村も居たり蒸し暑し 中山子泉
  結城酒の試飲のほてり汗ひかる 荒井イト
  万緑や結城の里のたたずまい 佐野小夜子
  吹き渡る蕪村の香風夏の宵 岡田寛
  朝光の墓の紫陽花褪せにけり 岸一泉
  酒蔵の試飲に酔うて土間涼し 新井セツ
[人] 地に還る病葉あまた六地蔵 國井泉車
  短夜や句会の後の下戸上戸 金子如泉
蕪村の碑訪ねし寺や夏木立 稲葉道子
  夏の句座果てゝ酒宴の席となり 稲葉道子
  初めての駅に降り立ち暮るゝ夏 小野みゆず
  駅ソバの香り懐し夏の旅 小野みゆず
静けさや蟻ばかり往く石畳 稲葉貴泉
  今昔や蕪村名残の地は涼夏 稲葉貴泉
  時止まりゐる炎天の寺の庭 岸一泉
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