報告・ニュース

栃木支部七月例会会報告(平成18年) [佐藤正大]

日時: 平成18年7月2日(日)

ところ: さくら市喜連川公民館団体事務室

参加者: 15名

兼題句: [夕焼]

主宰選 互選 作者
    ナイーブな下校子帰る夕焼の中 佐藤正大
夕焼けて窓にあふるる那須五峰 仲田山泉
  夕焼けて脳裏に浮かぶ童歌 半田遊人
    夕焼や仁王の顔もほころんで 三井巌
  遠き日の缶けり遊び夕焼ける 植木秀子
夕焼けへ何事もなく歌となり 野沢政江
  夕焼けや悲願染まりし道祖神 鈴木美枝
  待ち焦がれる夕焼けの空暮もせず 若林 登
夕焼けの真っ只中を乳母車 佐野小夜子
    夕焼けて少女の祈り光だす 金子如泉
  金華山真向いに海夕焼けり 新井セツ
  わらべ唄チャイムにのりて夕焼けり 荒井イト
  峡の里夕焼け小焼けのチャイムから 飯島サヨ
  夕焼けや時告ぐメロディー山越えて 鈴木和子

 

[当季雑詠]

主宰選 互選 作者
  夕焼けの環となり飛機の旅続く 長谷川勢津子


花売りの紫を買い五月尽 野沢政江
  那須岳や雪渓の嶺蒼天に 鈴木美枝
  景品の風鈴音色それぞれに 若林 登
入  夕立来ておいてきぼりの三輪車 佐野小夜子

友送る昔話や露の寺 金子如泉
  蔓薔薇を塀に咲かせて三世代 荒井イト
  北上川の水のゆたかさ風薫る 新井セツ

夕法要の読経に混じるほととぎす 飯島サヨ
  4  子つばめのまじり朝空ほしいまま 長谷川勢津子
入  紫陽花に隠れて住める老ふたり 佐藤正大
[地] 甚平を着れば一家の主らし 半田有人
  灼熱の戦野に戦友は往きしまま 仲田山泉
  迸る波間に遊ぶ河島 三井 巌

梅雨の窓ひとつとなりし読経かな 金子如泉
[人] 枝剪りの脚立そのまま梅雨盛り 植木秀子
  ときめきて友を誘いし蛍の夜 佐野小夜子
  梅雨晴間庭さき猫も毛づくろい 鈴木和子
  坊守の訛りしきりや白及咲く 若林 登
  夏野来ていよいよ迫る青嶺かな 鈴木美枝
  茅葺の茶房に憩う日の盛り 荒井イト
  梅一斗塩分ひかえ漬けにけり 新井セツ
念仏の鉦の音そろう梅雨御堂 飯島サヨ
  万緑の中に宿ありクラス会 半田遊人
母の衣似合う日はいつ桐の花 植木秀子
  紫陽花や父と訪う月命日 鈴木和子
菜園の出来栄え楽し半夏生 三井 巌
傘寿迎ふ腕力や草を刈る 佐藤正大
兵たりし戦野を想う暑き日々 仲田山泉
果てしなき雲海飛機の音ばかり 長谷川勢津子
躓いてひとり笑いや梅雨晴れ間 野沢政江
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