報告・ニュース

栃木支部五月例会会報告(平成18年) [佐藤正大]

日時: 平成18年5月7日(日)

ところ: さくら市喜連川公民館団体事務室

参加者: 16名(初参加者2名、三井巌、鈴木和子氏)

兼題句: [筍]

主宰選 互選 作者
初筍足の裏にて探りけり 鈴木美枝
  筍や厚着の下の柔い肌 三井巌
  たけのこの露今生の涙とも 植木かつ
筍や掘るすべ父に教わりし 半田遊人
筍のどさりと届く勝手口 植木秀子
  筍に糠も添えられ道の駅 佐藤正大
  朝の土付きし筍とどきけり 野沢政江
  初堀と記し筍送りけり 飯島サヨ
  筍を湯掻いて娘等に持たせけり 荒井イト
  先ず亡母に筍を見せ夕支度 鈴木和子
  筍に米ぬか添えて持たせけり 新井セツ
  筍を噛みしむ我れの歯は確か 若林 登
  筍のみずみずしさを貰いけり 佐野小夜子
  竹の子の十二単をまとふかな 長谷川勢津子
  筍の早や尺余寸雨上る 稲葉道子
  筍の二夜に伸びて掘られざり 金子如泉


【当季雑詠】

主宰選 互選 作者
  鮎竿や手入れする人誉める人 半田遊人
  花の下一期一会の京美人 佐藤正大
  田を植えて故郷の温泉に浸りゆく 荒井イト
  青嵐過ぎたる夕のあかね雲 鈴木和子
  車椅子の共に歩合わす若葉道 植木秀子
洗濯の多くは木綿五月風 野沢政子
(人) 石蔵の錠前重し走り梅雨 佐野小夜子
    取りきれぬ杉葉こまりもの畑守は 植木かつ
    孫と子と潮見の旅の一日かな 鈴木美枝
  鍬をふる足下はねる雨蛙 三井 巌
夕日差す植田にそよぐ風やさし 新井セツ
  喜寿の夫陣頭に立ち田植かな 飯島サヨ
  微熱あり処々痛みある立夏かな 飯島サヨ
  五大堂より盆影の夏霞 長谷川勢津子
(天) 捕鯨船出でゆき港立夏かな 長谷川勢津子
  鏡田に入りし故郷や五月雨 金子如泉
  牡丹の花びら散らす通り雨 植木秀子
  伝来の棚田代掻く農夫かな 半田遊人
    機械だけやけに突き出る田植かな 三井 巌
  片言の日毎に増すや夏帽子 飯島サヨ
  手助けのありて植田や今日の句座 荒井イト
鯉幟傘寿の背筋伸ばしけり 佐藤正大
  春竜胆赤紙一枚征きしまま 植木たつ
存分に風を吸い込む鯉幟 佐野小夜子
  下校時つばめ飛び交う大通り 鈴木和子
  馥郁と新茶味わう今朝の卓 新井セツ
  一瞬の暗雲新樹風騒ぐ 若林 登
  青葉風妹の納骨無事すみぬ 稲葉道子
(地) 点滅の信号遠く明け易し 鈴木美枝
  牡丹や花びら合わせ雨ん中 野沢政江
    筍の太さが並ぶ直売所 稲葉道子
  故郷は親ゐますごと新樹雨 金子如泉
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